最高速シュミレーション

300km/hシュミレーション(参考データー)


  BNR32 BCNR33 S30 S130 Z31 Z32
車速(km/h) 300.24 300.56 300.33 300.22 300.05 300.42
駆動力 3977 3839 3454 3312 3118 3139
トルク(Si) 484.4 427.7 406.1 389.5 382.6 389.5
最高速時トルク(kgm) 49.4 43.6 41.4 39.7 39.0 39.7
最高速時エンジン回転数(rpm) 7265 7951 7528 7525 7206 7137
最高速度時馬力(PS) 501 484 435 417 393 396
減速比(最高ギヤ)
( )カタログデーター
0.752
(0.752)
0.752
(0.752)
0.813
(0.852)
0.813
(0.752)
0.779
(0.779)
0.752
(0.752)
最終減速比
( )カタログデーター
3.700
(4.111)
4.111
(4.111)
3.545
(3.900)
3.545
(3.700)
3.545
(3.545)
3.692
(3.692)
伝達効率 0.900 0.900 0.900 0.900 0.900 0.900
動荷重半径(m) 0.305 0.310 0.305 0.305 0.305 0.310
空気抵抗 3378 3207 3020 2779 2564 2544
空気抵抗係数
( )カタログデーター
0.410
(0.400)
0.360
(0.350)
0.400
(0.436)
0.360
(0.385)
0.320
(0.310)
0.310
(0.300)
空気密度 1.247 1.247 1.247 1.247 1.247 1.247
前面投影面積(m2
( )カタログデーター
1.90
(1.90)
2.05
(2.05)
1.74
(1.70)
1.78
(1.74)
1.85
(1.81)
1.89
(1.89)
転がり抵抗(Si) 599 632 434 534 554 595
転がり抵抗係数 0.037 0.037 0.037 0.037 0.037 0.037
タイヤサイズ 245 245 225 225 245 265
車両重量(kg)
( )カタログデーター
1650
(1430)
1740
(1540)
1195
(995)
1470
(1270)
1525
(1325)
160
(1440)
※CD値(あるいは前面投影面積、車両重量)はメーカー公称値(カタログ値)であり、ムービングベルト上の測定ではないのであくまで参照です。
※空気密度は気温10℃と仮定した数値です。
※転がり抵抗はタイヤの銘柄種類によって変わります。ただし、代表値として表内のデーターで仮定する。
 この速度域だとタイヤサイズではあくまでは表内の前後を選択しても大きな変化はありません。


(エンジン回転数÷最高速のギヤ比÷ファイナル比)×タイヤ直径m*1×3.14159×60分÷1000m×0.97*2

*1:動荷重半径の2倍(1G状態で実際のタイヤ半径)
*2:スリップロス(実際には250~270km/hなら約3%のスリップロスがある)

インプレッサWRX STi Spec.C(GDB F・Gtype)
(8000rpm÷0.842÷3.8995)×0.624m×3.14159×60分÷1000m×0.97=277.988km/h
 ※タイヤ直径はメーカー走行性能曲線図データーのタイヤ有効半径を参照
 ※ファイナル比はRデフの減速比(1.100×3.545)・DCCD付き

BNR32:298.4km/h(8000rpm)
BCNR33:308.3km/h(8000rpm)
BNR34:338.0km/h(8000rpm)


上計算式で理論上の最高速度を求めることができますが、実際には、空気抵抗、転がり抵抗、空気圧、天候、気温、気圧、風、道路などによって最高速度は変化します。
また、最高速を設定した場合、どのくらいのエンジン回転数とトルク、何馬力のパワーが必要なのかをあらかじめシュミレーションすることが必要です。
最高速シュミレーションは下の公式にそれぞれの数値を入れれば計算できます。


空気密度


1気圧で気温t℃時の空気密度は下の式から計算できます。
温度(℃) 空気密度
0 1.293
5 1.270
10 1.247
15 1.226
20 1.205
25 1.184
30 1.165
35 1.146
40 1.128
45 1.110
50 1.093
55 1.076
60 1.060
65 1.044
※1気圧の場合

転がり抵抗


高速で走行する時は荷重指数に対して何%アップさせるという規定がJATMAにもETRTOにも決められていて、それでタイヤの空気圧を補正する。
空気圧はとても重要です。ただし、空気圧は高ければ高いほどタイヤのバネレートは硬くなり乗り心地は悪くなる。
通常走行なら2.0~2.2kg/cm2あたりだが、300km/hで走行する時は2.7~2.8kg/cm2ぐらいにする必要もある。
また、空気圧で速度が変化すると転がり抵抗も変化する。(タイヤサイズなどで違います)

エアー圧
(kg/cm2
ロード
(kg)
転がり抵抗
100km/h
転がり抵抗
200km/h
転がり抵抗
300km/h
2.0 400 5.06
(0.01235)
6.98
(0.01745)
18.8
(0.047)
2.3 400 4.81
(0.01203)
6.59
(0.01648)
16.2
(0.0405)
2.5 400 4.74
(0.01185)
6.43
(0.01608)
14.8
(0.037)
2.7 400 4.60
(0.01150)
6.21
(0.01553)
10.5
(0.02625)
※( )内は転がり抵抗係数

動荷重半径


空気圧や速度によってタイヤの半径が変化します。
最高速度を計算する場合は注意して下さい。

エアー圧
(kg/cm2
ロード
(kg)
動荷重半径(mm)
100km/h
動荷重半径(mm)
200km/h
動荷重半径(mm)
300km/h
2.0 400 304.4 306.2 308.0
2.3 400 305.2 306.8 308.1
2.5 400 305.6 307.2 308.4
2.7 400 306.2 307.2 308.7
※測定したタイヤは、225/50R16 リム8JJ

前面投影面積とCD値


  型 式 前面投影面積
(m2
CD値
180SX(エアロ付き) RS13・RPS13 1.83 0.30
SILVIA(エアロ付き) S13・PS13 1.84 0.30
  S14 1.88 0.34
SKYLINE R32 1.85 0.32
  BNR32 1.90 0.40
  BCNR33 2.05 0.35
FAIRLADY Z S30 1.74 0.43
  S130 1.74 0.38
  Z31 1.85 0.31
  Z32 1.89 0.30
SUPRA JZA70 1.93 0.35
NSX-R NA1 1.78 0.32
RX-7 FC3S 1.80 0.32
  FD3S(typeR) 1.77 0.30